こうやって腐敗? 公務員オフィスの一場面 ヤスミン・ハマメット

英語やフランス語、ひいてはアラビア語では書いてはいけないことがたくさんチュニジア生活ではおこります。

(名誉棄損であとでぶっ殺されそう)
マイナー言語で勝手にブログレポみたいにできるのは、最高です。
事実は小説よりずっとずっと面白いです。
 
 昨日、弊社のメンバーに夫(チュニジア人)の状況を聞かれ、自分が話しているうちに
面白いことに気が付き(基本的にマヒします)ここに打つことにしました。
 
 彼はヤスミンハマメットの観光局直属のオフィスに仕事にいっていますが、仕事環境が
はっきりいってめちゃくちゃです。
ボス、支局長はもめてもめて1年ごとまたは1年以内にかわる。一番最近で一番マシというそのボスは冬 自分の車がスースで燃やされて、その事故処理と家族を守るためにオフィスに来れない日が続いていました。家族のうちだれかが恨みをかったそうです。報復劇が実はすごいというこの国、(ほかの国も?)彼は家族をまもるために必死だとか。
 同僚、ホテルのインスペクターはどんどん消える。もともと5人いたようですが、Anasさんが異常に意地悪で、仕事をかき乱し、あることないこと同僚の悪口をどこかにいいふらす、すぐに病気になって医者の証明書もってきて長期休暇をとるので嫌気さしてSとN はチュニスのヘッドオフィスに陳情をだし、チュニス勤務になったのが2年前。
さらにもっと意地悪な会計担当とAnasさんがバトルになり、会計担当のAnasより意地悪で悪人が訴訟をして勝ち、
Anasもチュニスのどこかのオフィスへ移動。
残ったのがこれまた人の功績や人が残業した分を自分のものにして、給料や有休追加を申し立てるおばさんで、糖尿病の「免状」をもっているゆえいつも基本休み。夫はひとりで5人いた分の仕事をしているそうです。
 
今は欧米から戻ってきたチュニジア人の収容所と化しているホテルのインスペクションと
なぜこの時期に?といった新規オープンするホテルの書類整備。
チュニジアのリゾートホテルは敷地面積が広大というか1km以上あるので、3軒インスペクションするだけで
足から血がでるそうです。なぜ、運動靴をはかないのか?といつも聞いていますが公務員は背広に革靴でないとあかんそうです。。。。。。
 
 きわめつけに。コロナ最中、ラッキーな自宅待機中+ラマダン中の4月にofficeのパシリの同僚が自宅で首つり自殺したそうで、、
(パシリでなく庶務といっていますが。)お子様が大好きでいつも子供の話をしていたが、奥様に無理やり離婚されて、子供と遠くなって絶望したのが原因とか、夫の解釈です。5月になって夫のヘッドオフィスへの用事がほとんど彼の自殺のあとの処理になっていました。
 ここの法律は女性を守るようにできていて、さすがアラブ諸国トップの女性人権保護国Tahar hadada 万歳、どれだけひどい女性でも裁判に勝つことが多いそうです。 
 
 さらに。夫の理解者、もっとも話ができたオフィスの総務のおばちゃんは腎臓病がひどくなって仕事にこなくなったそうで、、、
 
チュニスのヘッドオフィスでも有名になっている恐ろしいこの惨状に誰も介入しないとか。
 ああ、気の毒。なによりしょぼすぎる公務員が守られすぎている!!!!!!